「塾講師バイトはおすすめ?」
「やめとけと言われることもあるけど、実際はどうなの?」
塾講師のアルバイトを考えていると、こんな疑問がわいてくると思います。
この記事では、塾講師バイトがおすすめな理由と、授業形態ごとの仕事内容、大変なところ、塾を選ぶときに確認したいことを順にまとめました。
塾講師のバイトがおすすめな理由
塾講師バイトには、ほかのアルバイトではなかなか得られない経験があります。ここでは、おすすめな理由を5つ紹介します。
何のバイトをしようか考えている方は、ぜひ参考にしてください。
生徒が自分でできるようになる瞬間に立ち会える
塾講師のバイトがおすすめな理由1つ目は、生徒の成長に立ち会えることです。
-
昨日まで解けなかった問題を、生徒が自分の力で解けた
-
生徒が、解き方を自分の言葉で説明できるようになった
-
テストの結果を、生徒がうれしそうに報告してくれた
こうした場面に立ち会えるのは、塾講師ならではのやりがいです。やりがいを感じられると、仕事を続ける力にもなります。
相手の考えを聞き、伝える力が身につく
おすすめな理由2つ目は、相手に合わせて伝える力が身につくことです。
塾講師の仕事は、正しい説明をすることだけではありません。生徒がどこまでわかっていて、どこで止まっているのかを、話を聞いたり、途中まで解いてもらったりしながら確かめます。そのうえで、答えを急いで渡すのではなく、生徒が自分で考えられるようにヒントを出します。
相手の考えを聞き、伝え方を工夫する経験は、塾の外でも、人と一緒に何かに取り組むときに役立ちます。
年齢の違う人と信頼関係をつくる経験ができる
おすすめな理由3つ目は、コミュニケーションの経験を積めることです。
生徒が「ここがわからない」と言いやすい関係ができていると、つまずいているところを早く見つけられます。勉強は積み重ねなので、わからないところをそのままにしないためにも、信頼関係は大切です。
年齢の違う生徒や保護者、ほかの講師とやりとりする中で、相手に合わせて話す経験を重ねられます。
自分の理解も深まる
おすすめな理由4つ目は、教えることで自分の理解も深まることです。
授業の前には、扱う問題を自分でも解き直し、生徒がどこでつまずきそうかを考えます。「なんとなく解けていた」問題も、人に説明しようとすると、理解があいまいだったところに気づきます。
わからない問題に出会ったときに、調べたり、ほかの講師に聞いたりして学び続けられるのも、この仕事のよいところです。
大学生活との両立がしやすい
おすすめな理由5つ目は、大学生活と両立しやすいことです。
担当する生徒やクラスが決まると、働く曜日と時間が固定されやすくなります。そのため「火曜日は大学の講義のあと、夕方から塾」といったリズムをつくりやすく、予定も立てやすくなります。
一方で、決まった時間に休みにくいという面もあります。これについては、後の「塾講師バイトは大変?」で触れます。
塾講師の授業形態ごとの仕事内容と時給の違い
塾講師といっても、授業形態によって仕事内容や給料の仕組みは変わります。
時給の相場や、給料が何で決まるのかは、塾講師の給料の相場は?時給・年収の目安と、雇用形態による違いで公的な統計をもとにまとめています。ここでは、それぞれの仕事内容と、給料を見るときのポイントを紹介します。
集団授業の塾講師バイト
集団授業は、一人の講師が教室で複数の生徒に向けて授業をする形です。
決まったカリキュラムに沿って進めることが多く、自分で進度を決める必要はあまりありません。そのぶん、限られた時間の中で、どう伝え、どう考える時間をとるかの準備が大切になります。
給料は時給のほか、授業1コマごとに決まる「コマ給」の場合もあります。
個別指導の塾講師バイト
個別指導は、一人の講師が少人数の生徒を担当する形です。生徒一人ひとりの理解度や目標に合わせて、進め方を考えます。
生徒との距離が近いため、生徒の話をよく聞き、つまずいているところを一緒に確かめる関わり方が大切になります。
チューターとしての塾講師バイト
チューターは、授業ではなく、講師や生徒のサポートを幅広く担当する仕事です。
-
生徒からの質問や相談への対応
-
テキストのコピーや採点
-
生徒の出欠の確認
などを行います。授業を担当する講師とは、仕事内容も給料の仕組みも違うことが多いので、求人で確認しましょう。
家庭教師としての講師バイト
塾ではありませんが、家庭教師も講師のアルバイトの一つです。生徒の家庭に足を運び、基本的には一人の生徒を担当します。
教室のようにほかの講師が近くにいないため、困ったときに誰に相談できるのかも確認しておくと安心です。
塾講師バイトは大変?やめとけと言われる理由
塾講師バイトには魅力がある一方で、「大変」「やめとけ」という声を聞くこともあります。よく挙がる理由を知っておくと、働く前に何を確認すればいいかが見えてきます。
授業以外の仕事がある
塾講師の仕事は、授業だけではありません。
-
次の授業の準備
-
授業報告書の作成
などもあります。こうした時間に給料が出るかどうかは、塾によって違います。
決まった時間に休みにくい
授業の曜日と時間が決まっているため、担当する生徒やクラスがいると、急に休むのが難しい場面もあります。休むときに誰が代わりを調整するのかも、塾によって違います。
生徒や保護者の期待をプレッシャーに感じることがある
生徒の目標に関わる仕事なので、責任を感じる場面があります。一人で抱えこまず、教室の社員やほかの講師に相談できるかどうかで、感じ方は大きく変わります。
辛いと言われる理由や、楽と言われる理由は、塾講師バイトが辛い本当の理由とは?楽と言われる理由と、働く前に確認したいことでくわしくまとめています。
塾講師バイトの選び方:塾を選ぶときに確認したいこと
大変さの多くは、働く条件や体制によって変わります。応募する前や面接のときに、次のことを確認しておきましょう。
時給や給与形態
コマ給の場合は、時給に直して比べてみましょう。1コマの給料が同じでも、授業の長さによって時給に直した金額は変わります。
たとえば、1コマ2,000円の場合は次のようになります。
- 1コマ80分の場合
2,000÷80×60=1,500(円)
- 1コマ90分の場合
2,000÷90×60=約1,333(円)
あわせて、授業の準備や報告書の作成、研修、面談など、授業以外の時間に給料が出るかも確認しておくと安心です。
シフトの決まり方と、休むときの対応
-
週に何日、何コマくらいから働けるか
-
テスト期間など、自分が忙しい時期に勤務を減らせるか
-
休むときは、誰が代わりを調整するのか
授業の時間は固定されやすいので、どのくらい融通がきくのかを事前に聞いておきましょう。
研修や、困ったときに相談できる体制
塾講師バイトを始める人の多くは、指導の経験がありません。
-
研修はあるか、どんな内容か
-
研修の期間はどのくらいか
-
授業を始めてから、振り返りや相談の機会があるか
を、応募する前や面接のときに確認しておきましょう。
担当する学年や科目
自分が教えられる学年や科目を担当できるかも大切です。得意な科目や、担当したい学年があれば、面接のときに伝えておきましょう。
指導の方針と教室の雰囲気
大切にしている指導の方針は、塾によって違います。説明を中心に進める塾もあれば、生徒が自分で考える時間を大切にする塾もあります。自分がどんな関わり方をしたいかと合っているか、面接のときに聞いてみてください。
面接や見学で教室を訪れたときは、講師と社員が気軽に話せているか、困ったときに相談しやすそうかも見ておくとよいでしょう。
塾講師のバイトについてのQ&A
最後に、塾講師のバイトについてよくある質問に答えます。
働くのに学歴は関係ある?
塾講師バイトをするうえで、学歴が問われることは基本的にはありません。
ただし、応募条件が「大学に在学中の方」「大学を卒業した方」などとなっている求人もあります。応募する前に条件を確認しましょう。
どの程度の学力が必要?
担当する学年や科目の内容を、自分で解けて、生徒に説明できることが必要です。面接のときに筆記試験を行う塾もあります。
すべてを最初から完璧にわかっている必要はありません。わからない問題に出会ったときに、わからないと認めて、調べたり聞いたりできることも大切です。
保護者への対応や、生徒とのコミュニケーションは大変?
思春期の生徒や保護者とのやりとりは、難しいと感じる場面もあります。保護者との面談は社員が担当する塾もあるので、アルバイトがどこまで担当するのかを確認しておくと安心です。
経験を重ねるうちに、相手の話を聞き、伝え方を工夫する力が少しずつ身についていきます。
まとめ
ここまで、塾講師バイトがおすすめな理由と、塾を選ぶときに確認したいことを紹介してきました。
〈塾講師のバイトがおすすめな理由〉
-
生徒が自分でできるようになる瞬間に立ち会える
-
相手の考えを聞き、伝える力が身につく
-
年齢の違う人と信頼関係をつくる経験ができる
-
自分の理解も深まる
-
大学生活との両立がしやすい
〈塾を選ぶときに確認したいこと〉
-
時給や給与形態、授業以外の時間の扱い
-
シフトの決まり方と、休むときの対応
-
研修や、困ったときに相談できる体制
-
担当する学年や科目
-
指導の方針と教室の雰囲気
塾講師バイトには大変なところもありますが、生徒の成長に立ち会い、自分も学び続けられる仕事です。条件をよく確かめて、自分に合う塾を選んでみてください。



