「塾講師は副業や兼業として勤務することは可能?」

「副業や兼業のメリットが知りたい!」

この記事では、こうした疑問にお答えします。

具体的には

  • 塾講師を副業や兼業にする事は可能?

  • 塾講師を副業や兼業とするメリット

  • 塾講師を副業や兼業とするデメリット

  • 塾講師を副業する際の注意点

  • 副業や兼業は会社に伝えなくてもよい?

  • 塾講師を副業とする場合の塾選び方のポイント

の順にお話しします。

塾講師を副業や兼業にする事は可能?

本業を続けながら、塾講師の仕事をしたいと考える人もいると思います。

でも、本当にそれができるのか気になりますよね。ここでは、塾講師を副業や兼業にできるのかを見ていきましょう。

塾によって規定が異なる

塾講師を副業にできるかどうかは、働きたい塾の規定によって違います。副業や兼業の人を歓迎している塾もあれば、条件をつけている塾もあります。

あわせて確認したいのが、本業の会社の就業規則です。副業が認められているか、事前の申請が必要かは会社ごとに決まっています。働きたい塾と本業の会社、両方の規則を確認しておくことが大切です。

同業種での副業・兼業NGなところも多い

塾の中には、ほかの塾で同時に働くことを認めていないところもあります。自社の教材や指導の方法を外に出さないためなどの理由から設けられているルールです。

たとえば、A塾で働いている講師がB塾でも働くと、A塾の教材やノウハウがB塾に伝わってしまうおそれがあります。

こうした理由から、同業種での副業・兼業は認められていないことがあるのです。

接客業などの異業種であれば副業・兼業は可能な場合が多い

一方で、本業がスーパーや飲食店、清掃などの異業種であれば、塾講師の副業が認められることも多いです。

異業種であれば競合しないため問題がない、という考え方ですね。

ただし、忙しくなって本業に支障が出るのはよくありません。副業をするにしても、自分のペースを保つことが大切です。

塾講師を副業や兼業とするメリット

塾講師を副業や兼業とするメリットは、下記の5つです。

  • 収入を増やすことができる

  • 収入源が複数確保できる

  • 教える経験の幅が広がる

  • 本業に活かせるスキルを身に付けられる

  • 仕事が終わってからの時間で働ける

一つずつ見ていきます。

収入を増やすことができる

塾講師を副業や兼業とするメリット1つ目は、収入を増やせることです。

塾講師の給料は、時給や授業1コマごとの給料(コマ給)で決まることが多く、担当する学年や科目、経験によって条件が変わることもあります。具体的な金額は塾ごとに違うので、求人の内容を確認しましょう。

また、塾講師の仕事では、生徒ができなかったことを自分でできるようになっていく過程に関われます。収入だけでなく、やりがいを感じながら働ける仕事です。

収入源が複数確保できる

塾講師を副業や兼業とするメリット2つ目は、収入源を複数持てることです。本業だけでなく副業からも収入を得られるので、経済的な安心につながります。

働いていると「この仕事がなくなったらどうしよう」という不安が生まれることもありますよね。

収入源が複数あれば、そうした不安が少し軽くなります。気持ちに余裕が生まれ、本業にも落ち着いて取り組めるでしょう。

教える経験の幅が広がる

塾講師を副業や兼業とするメリット3つ目は、教える経験の幅が広がることです。

塾講師の仕事は、担当する学年や教科、集団指導か個別指導かによって大きく変わります。いろいろな生徒と関わるなかで、相手に合わせて伝え方を変える経験を積むことができます。

こうした経験をもとに、教育の仕事に本格的に進む人や、自分で塾を開く人もいます。副業での経験が、キャリアを考え直すきっかけになることもあるでしょう。

本業に活かせるスキルを身に付けられる

塾講師を副業や兼業とするメリット4つ目は、本業に活かせるスキルを身に付けられることです。

塾講師の仕事では

  • 相手にわかりやすく伝える力

  • 相手と一緒に目標を立てる力

  • 相手の状況や性格をつかむ力

などが必要です。

これらの力は、本業の仕事にも活かせますよね。

たとえば、相手にわかりやすく伝える力は、どの職種でも役立ちます。塾講師の経験を通じてこうした力を磨くことで、本業でのコミュニケーションにも良い変化が生まれるでしょう。

仕事が終わってからの時間で働ける

塾講師の副業は、本業が終わったあとの時間に働ける場合が多く、本業と両立しやすい仕事です。学校が終わったあとの夕方から夜にかけて授業を行う塾が多いためです。

また、少ない日数から始められる塾もあるため、無理のない範囲でスタートできます。

働きたい時間や曜日に合わせて塾を選べば、本業への影響をおさえながら副業を始められるでしょう。

塾講師を副業や兼業とするデメリット

塾講師を副業や兼業とするデメリットは、下記の3つです。

  • コミュニケーション能力が求められる

  • 授業外の業務も多く、勤務時間の扱いを確認する必要がある

  • 稼げるようになるまで時間がかかる

一つずつ見ていきます。

コミュニケーション能力が求められる

塾講師として働く場合、生徒や保護者と信頼関係を築くことが大切です。生徒が安心して「ここがわからない」と言える関係がないと、つまずいているところに気づきにくくなるからです。

人と話すことに苦手意識がある人にとっては、最初は負担に感じるかもしれません。

授業外の業務も多く、勤務時間の扱いを確認する必要がある

塾講師は授業だけでなく、授業の準備やカリキュラムの作成、授業報告書の作成など、授業外の業務もあります。

こうした業務の時間が給料に含まれるかどうかは、塾によって違います。副業では使える時間が限られるので、契約する前に、授業外の業務の範囲と、その時間の扱いを確認しておきましょう。

稼げるようになるまで時間がかかる

塾講師として授業を担当するまでには、研修を受けて準備をする期間があります。

研修期間中は給料が別に設定されている塾や、担当する授業が少ないところから始まる塾もあり、収入が安定するまでに時間がかかることがあります。

塾講師を副業する際の注意点

塾講師を副業する際の注意点は、下記の4つです。

  • スケジュール管理

  • 休養日を設ける等体調管理も万全にする

  • 就業規則に違反していないか確認する

  • 収入が増える分税金の把握や管理

一つずつ見ていきます。

スケジュール管理

塾講師を副業とする場合、スケジュール管理は重要です。副業を優先した結果、本業に迷惑がかかることもあるでしょう。

カレンダーで予定をまとめて管理するなど、時間の使い方を工夫することが求められます。

休養日を設ける等体調管理も万全にする

複数の仕事をこなす場合、疲れがたまりやすくなります。体調を崩すと、授業にも本業にも支障が出てしまいます。

休養日をしっかり設け、体調管理にも気をつけましょう。体調が悪いときは、無理をせず休むことも大切です。

就業規則に違反していないか確認する

本業と副業を両立するときは、本業の会社の就業規則に反していないかを確認しましょう。たとえば、副業に事前の申請が必要か、競合する業種での副業が制限されていないか、といった点です。

また、本業と副業を合わせた働く時間が長くなりすぎていないかにも注意が必要です。

就業規則に違反すると、懲戒などの対象になることがあります。わからない点があれば、会社の担当部署に確認しておくと安心です。

収入が増える分税金の把握や管理

複数の仕事をすると、収入が増える分、税金についても把握しておく必要があります。

副業の収入の額などによっては、確定申告が必要になる場合があります。自分が対象になるかどうかは、国税庁のホームページや税務署で確認し、忘れずに手続きをしましょう。

副業や兼業は会社に伝えなくてもよい?

副業や兼業のことを、本業の会社に伝えずに始めてもよいのでしょうか。

まず就業規則を確認し、必要なら会社に相談・申請する

副業や兼業の扱いは、多くの場合、本業の会社の就業規則で決められています。副業が禁止されている場合や、申請が必要とされている場合は、そのルールに従うことが前提です。

「伝えなくても大丈夫だろう」と考えるのではなく、まず就業規則を確認しましょう。認められているかどうかがはっきりしない場合は、始める前に会社に相談し、必要な申請をしておくと安心です。

会社に伝わるきっかけもある

副業による収入があると、住民税の金額などから本業の会社に伝わることもあります。

あとから知られて気まずくなるより、最初にきちんと相談しておくほうが、本業も副業も安心して続けられます。

塾講師を副業とする場合の塾選び方のポイント

塾講師を副業とする場合の塾選びのポイントは、下記の3つです。

  • 指導形態や教科のレベルを把握する

  • シフトの融通が効くか、副業・兼業に理解があるか

  • 季節講習等長期休みの対応がどうなるか確認する

一つずつ見ていきます。

指導形態や教科のレベルを把握する

塾講師を副業とする場合、指導形態や教科のレベルを把握しておくことが大切です。

集団指導塾か個別指導塾か、そして担当する学年によって、必要な準備が変わります。

受験学年や難度の高い内容を担当する場合は、事前に自分でも勉強し直す時間が必要です。本業と両立できる範囲を超えて引き受けると、本業や自分の体調に負担がかかることにもなりかねません。

指導形態や教科のレベルを把握したうえで、無理のない範囲で始めることが大切です。

シフトの融通が効くか、副業・兼業に理解があるか

副業で塾講師をする場合、本業の都合に合わせてシフトを組む必要があります。そのため、シフトの融通が効くかどうかを確認しておきましょう。

また、副業や兼業で働くことに塾側の理解があるかどうかも確認しておくと安心です。本業の繁忙期に勤務を減らせるかなど、面接の段階で相談しておくとよいでしょう。

季節講習等長期休みの対応がどうなるか確認する

夏休みや冬休みなどの長期休みには、多くの塾で季節講習が行われます。季節講習は日中から授業があることも多く、本業が平日の日中に仕事をしている場合は、普段どおりに勤務するのが難しいことがあります。

そのため、季節講習の期間にどのくらい勤務が求められるのかを、事前に確認しておくことが大切です。

まとめ

ここまで、塾講師を副業や兼業として働けるのか、メリットや注意点までお話ししてきました。

  • 副業や兼業ができるかは、働きたい塾と本業の会社、両方の規則によって決まる

  • 収入や経験の面でメリットがある一方、授業外の業務の扱いやスケジュールには注意が必要

  • 就業規則を確認し、必要なら会社に相談・申請してから始める

塾講師の副業を考えている人は、ぜひ参考にしてください。